【経産省】仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドラインが公表されました。
2024年3月26日、経済産業省は、仕事をしながら家族の介護に従事する、いわゆる「ビジネスケアラー」を取り巻く諸課題への対応として、より幅広い企業が両立支援に取り組むことを促すため、企業経営における仕事と介護の両立支援が必要となる背景・意義や両立支援の進め方などをまとめた企業経営層向けのガイドラインを公表しました。
仕事と介護の両立を巡る問題は、高齢化の進展に伴い、まさにこれからが本番となり、その解決には全ての企業の協力が必要となります。
一方で、介護両立支援の充実について企業経営上の優先順位が低いことが要因となり、企業内での取組が進まないという構造的な課題が存在し、その解決のためには経営者のコミットメントが不可欠です。
本ガイドラインは、企業における仕事と介護の両立支援を先導していくことが期待される経営層を対象にしたものであり、企業が取り組むべき事項をステップとして具体的に示しています。
https://www.meti.go.jp/press/2023/03/20240326003/20240326003.html
「企業が取り組むべき両立支援アクション」 全企業が取り組むべき事項
Step1 経営層のコミットメント 仕事と介護の両立支援において 全社的に取り組む意向を示す
Step2 実態の把握と対応 組織内での仕事と介護の両立における影響・リスクを把握
Step3 情報発信 企業がプッシュ型の情報発信を行うことで、従業員個人の将来的なリスクを低減